知らず知らずのうちに...

介護保険のサービスも障がい者のサービスもいまや購入するものとなりました。
その人の資力で購入ができない事もあります。
それは「生活の質」は「地獄の沙汰も金次第」ということに他なりません。
わたしたちの事務所で関わる方々もそういう深刻な状態が隠されている事が多くなっているように思います。
サービスを購入することができない人たちを守るには所得の保障等にも注意を払い支援の方法を考える必要があります。
ですが、現在の介護支援専門員の養成過程、介護福祉士の養成過程はこのあたりの教育は皆無と言っても過言ではありません。
だから、少なくともきょうと福祉倶楽部で働く仲間にはそういう知識も持って頂けるようにしていきたいと考えています。
知らず知らずのうちに進んでいる貧困。そして貧困から国民を守る生活保護法などの改悪。
主権者が声を大きくしていかなければもっと、もっと事態は進行してしまうことを恐れています。
お亡くなりになった大橋巨泉さんの言葉を思い出しました。
「一度地獄を見なければ天国に行けないこの国の老後は間違っている」

今日の京都は雨模様。
久しぶりです。

160823北海道新聞記事