大山崎町は学校給食のセンター化に反対し、自校方式を求める人々、保育園の民営化に反対する町民の願いが結実して作られた町政です。
町民の願いを実現するために誕生した町長さん、どうしてしまったのですか?
財源論まで持ち出して、重度障がいを持つ人が利用困難な制度設計は間違っています。
いや、町の要項からは導き出せない「在宅サービスを利用している日はサービス利用ができない」という担当課の解釈で利用させないのは担当課の福祉の思想が欠けていると考えざるを得ません。
重度の障がいを持つ人にはより多くの支援が必要です。
それによってもたらされる要介護高齢者の生活は「普通の生活」に近づくことです。
それがノーマライゼーションの思想ではありませんか?
この問題で大山崎町の担当者に問いました。
「こんな運用で要介護度の高いひとが利用出来ますか?」「利用者がいますか?」と
担当者の方は「要介護5のかたでは利用者がいないかと思います」とのお返事。
そりゃそうですよね。
重度の障がいを持つ方が家で暮らすには毎日何回もの、それも他職種のサービスが欠かせません。
サービス利用をしていないことを条件にすれば障害が重度の人ほど、家族の機能が弱い人ほど制度から排除されてしまいます。
より多くの困難を抱える人により多くの支援が必要というあたりまえの福祉の思想が町の担当者には欠けています。
しかも回答書では財源論までも持ち出しています。
他の自治体での障がい児を持つお母さんの言葉を紹介します。
行政との交渉の中、いつものように「予算がありません」と回答する行政。
それに応じてお母さんが発した言葉は「主語を付けて」
「わたしたちに使うという主語ですね」と。
予算がないのではありません。
住民のいのちと暮らしを守る最も自治体に求められることに配分しないと言うことです。
保育、教育という子供らの未来に必要なお金を積極的に配分しようという町民の願いが誕生させた大山崎町政です。
高齢者や障がい者にも温かな気持ちを政策で示して下さい。
大山崎町への公開質問状