解散総選挙

政治の動向は高齢者や障がい者の命に直結します。

この間の与党の政治は「ハンディ」を持つ方々に優しかったでしょうか?

傷病者と高齢者の多くが支援を受ける生活保護は基準が引き下げられました。

今度は住宅費の扶助も下げる議論がされています。

扶養や就労努力を強調し「入口」をますます狭くされました。

そのために死んでしまった姉妹も生まれましたね。このお姉さん障がいを持つ妹さんを支えながら懸命に仕事を探して力尽きました。

生活保護基準が下げられると国民健康保険の減免基準や就学援助等のも引き下げられます。

 

介護保険は介護報酬は見せかけの上昇、実態は引き下げ。そして、利用者負担は1割負担から2割負担への変更が準備されています。

さらに小さなデイサービスは介護報酬をさらに下げる、特別養護老人ホームも報酬引き下げ、入所できる人を重度者に制限、大部屋利用の方からも部屋代を徴収する事も計画されています。

医療は地域の受け皿を壊しておきながら、さらに入院期間を短縮し病院追い出しを進めています。

障がい者も「自立支援法」の廃止を約束したにもかかわらず、名前だけを「総合支援法」に付け替えただけでお茶を濁しました。

難病患者にも医療費の自己負担を強めています。とりわけ「息をするのにお金を取る」人工呼吸器装着の患者さんの自己負担開始など「金の切れ目が命の切れ目」をあたりまえにする政治が始まってきました。

わたしたちが望む政治はこんな命を粗末にする政治だったのでしょうか?

 

きょうと福祉倶楽部は命は等しく平等だと考えています。

命に格差を作るこの政治の流れは絶対に肯定できません。

この解散総選挙、福祉をまもる政治の実現を願い関わりたいと思います。嘘つき政治家はいりません。

憲法25条

すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。